映画観る暇がございません。とりあえず、時間と場所の都合上1本だけ。
ということで『ダーク・ウォーター』を観てきました。
ご存じ、鈴木光司原作、中田秀夫監督の『仄暗い水の底から』を、ハリウッドでリメイクしたサスペンス・ホラー。もちろん私は未見。
ハリウッドリメイクの『リング2』で母子の愛がどうのこうのなストーリーに出来上がり、これではまるで『仄暗い…』ではないか、本家(?)『仄暗い…』のリメイク『ダーク・ウォーター』はどうなるんだ?みたいなコメントをどっかで読みましたが、まあ、監督がウォルター・サレス(『セントラル・ステーション』『モーターサイクル・ダイアリーズ』等)だから、おかしいデキにはならないだろうけど、でもどうなるのかなぁと期待半分でした。
オリジナルと比べてどうかという判断はできないながらも、自分としてはけっこう気に入った作品となりました。オリジナル知らなくてもオッケーなのではと思いますし。
降り続く雨、雨、雨(でも不思議と梅雨時の日本のようなじめじめ感があまり感じられないけど)。
黒く濁った水、水、水。
暗い雰囲気たっぷりマンション群。このマンションの雰囲気、ロケーションで、半ば成功してるようにも思えます。
そして、ホラー映画としての恐怖というよりも、色調も含めて全体的に漂うあの暗さが、かえって恐いような。
ハリウッドリメイクとは言え、監督はブラジル出身ゆえなのか、純粋なハリウッド系とは微妙に違う仕上げに満足です。
ラストの、わが子のための母親の愛云々のシーンは、かなり省略されてるような、物足りない気分がしましたが、ラストの娘へのあのシーンがあるゆえに、不満も解消されます。
ジェニファー・コネリー。少女時代からリアルタイムに観て来てる女優のひとりですが、実にいい年を重ねているようです。"母親"役がさまになってきましたね。奇をてらった演技などせず、地道にその場その場に合った表情と演技を見せてくれるので、言うことなしです。
子役のアリエル・ゲイド。なんといってもラストのあの2つのシーンにおける表情がすばらしい。
この表情を撮りたいがために、彼女を選んだのではないかと思うほど。
弁護士役のティム・ロス。いや、あれがティム・ロスなんだよな。いつも変なかぶりもの役ばっかり観てるから、ティム・ロスってどういう俳優だっけ?みたいな。(^_^;
やっとまとも?な人間の役としてのティム・ロスを観ることが出来たという感じ。(笑)
いい味出してました。"いい弁護士"としても、グッドでした。
ティム…というか、ああいう"いい弁護士"が出てくるだけで、母娘ふたりだけの不安な生活が突如として物事が解決の方向になっていくというのも、ある意味微妙にツッコミたいところだが(訴訟社会の米国云々、なんのかんの言っても女ひとりじゃナメられがち云々とか)、とにかくティムの存在だけで、それまでの空気がガラリと変わるのは、すごい。ティムのおかげなのか、演出のうまさなのか。
それにしてもオフィシャルサイト、なにげに恐いっす。(^_^;
映画観たあとなだけに、映画本編よりびみょーに恐い。よく出来てるなぁ。(^_^;
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